区分から始めて「一棟商業ビル」へ駆け上がるためのロードマップと、最初にある3つの壁
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ケン・トラストからのお知らせ 2026/01/09
区分から始めて「一棟商業ビル」へ駆け上がるためのロードマップと、最初にある3つの壁
はじめに:なぜ、いきなり「一棟」を買ってはいけないのか
「不動産投資をするなら、最初からリターンの大きい一棟アパートや商業ビルを買いたい」このように考える投資家を目指す方は多いのではないでしょうか。
しかし、現実の壁は厚く、残酷です。
特に2025年現在の市況において、実績のない個人がいきなり数千万円〜数億円の融資を引き出すことは、医師や超高属性のサラリーマンを除き、極めて困難です。無理に手を出せば、悪質なオーバーローンや、出口の見えない物件を掴まされるのがオチです。
私たちが目指すのは、「法人(プライベートカンパニー)として一棟商業ビルを経営し、本業とのシナジー効果(相乗効果)で資産を最大化すること」です。
そのための第一歩としての一つが「区分マンション」なのです。
今回は、区分からスタートし、一棟ビルオーナーへ登りつめるためのロードマップを解説します。
第0章:スタートラインに立つための「3つの必須条件」
ロードマップの話に入る前に、非常に重要なお話をします。
不動産投資は「誰でも始められる」わけではありません。
特に以下の3点において、ご自身の状況を冷静に確認してください。
1.銀行はあなたの「住宅ローン」を厳しく見ている
「自宅のローンは別枠だから関係ない」と思っていませんか?
残念ながらそれは大きな間違いです。
銀行はローンを審査する際に「返済比率(年収に対する年間返済額の割合)」を最も重視する一つにあげます。
もしすでに「住宅ローン」を組んでいる場合、所有者にとっては「資産」として見れますが、銀行にとっては「負債」としてカウントします。
もし銀行が「この人は年収に対して負債が多い」とジャッジすれば、投資用として新たに融資をお願いしても希望通りの融資にはならない可能性が高いです。
ご自身の「見えない融資枠」はどれくらいなのか、事前の確認が重要になります。
2. 家族を「最大の味方」につける
これから、長期的な資産形成をしてくうえで、ご家族(特に配偶者)の理解は、投資を成功させるためにも「非常に心強い味方」になります。
このロードマップの初期段階では、毎月の収支が一時的に持ち出し(赤字)になるリスクがあります。
これを説明せずに始めると、ご家族は目先の数字だけを見て不安になってしまうかもしれません。
実際、私も会社員時代に契約のお手伝いに行った先で、旦那様が家族に一言もなしに契約しようとして 家族喧嘩のようになってしまったことに遭遇したことがあります。
隠れてコソコソやるのではなくリスクも説明したうえで「家族とともに挑戦する」と堂々と共有することが重要であり、もし突っ走りすぎてもストップをかけてくれる大きな味方となるでしょう。
3. 「痛み」に耐える体力と、失敗できない「入口戦略」
厳しい現実を申し上げます。
このロードマップは、最初から利益が出る魔法の手法ではありません。
むしろ、初期段階では下手をすれば毎月数万円の持ち出し(キャッシュフローのマイナス)が発生し、夢半ばで潰えることもあります。
もしあなたにその「痛み」に耐えうる体力と覚悟がなければ、不動産投資はあきらめた方がよいでしょう。
しかし、最も恐ろしいのは「痛み」そのものではなく、「入口(最初の物件選び)」を間違えることです。
もしあなたが安易に業者の言いなりになって勧められた物件をそこまで深く検討せずに買ってしまったらどうなるか。
もしその物件が「相場より高い物件」だった場合、赤字が出て売ることにしたとしても高くて売れない。
そんな八方塞がりの状況に陥るかもしれません。
もし八方塞がりになっても買った業者も誰も助けてくれません。
自分の判断で買ったんでしょと言われるのがオチです。
「最初の一個」は、練習台ではありません。将来のゴールへ進めるか、ここで脱落するか。
投資を始めるにはリスクをいかになくすか、ここも重要になってきます。
ですので、もしあなたが現金一括で区分マンションを買えるのなら、相続で譲り受けた物件があるのなら、ご自身に強みがあるならそれは十分に活かすべきです。
第1章:幻想を捨てろ。「都下3,000万円ワンルーム」のリアルな数字
覚悟が決まったところで、最初の一歩となる「区分マンション投資」の現実を直視しましょう。
例えば、都下の築浅中古ワンルームを価格3,000万円、表面利回り4.5%(家賃月額 約11万円)、金利2.0%、30年ローンで購入したと仮定します。
「家賃収入でローンが返せるから、チャリンチャリンと小銭が入る」という甘い期待は捨ててください。
シミュレーションの結果は残酷です。
- フルローン(頭金なし):毎月約2.6万円の赤字
- 頭金2割(600万円):毎月の収支はトントン(むしろマイナス)
確かに条件的にはかなり厳しいシミュレーションにしていますが、甘めのシミュレーションにしたとしても毎月大きな利益にならないということは明白だと思います。
では儲からないのになぜやるのか。
その答えは、「銀行への信用実績(トラックレコード)」を買うためです。
銀行も新規顧客に対してはすごく厳しい目で審査いたします。
しかしながら「数年間、一度も遅延なく返済を続け、賃貸経営を行っている」顧客に対しては、審査の基準も少し緩くなる場合があります。
次に大きな融資を得るためにも「区分マンション」投資は一つの重要な手段となります。
第2章:【警告】「住宅ローンで投資」は破滅への片道切符
ここで絶対にやってはいけない「禁じ手」があります。
収支が合わないからといって、金利の低い「住宅ローン」を偽って使い、投資物件を買う行為です。
これは「なんちゃって不動産投資」と呼ばれる詐欺行為であり、金融機関に対する契約違反です。
銀行はあなたの居住実態を調査します。
もし不正がバレれば(そして最近は高確率でバレます)「一括返済」を求められます。
数千万円を即金で返せなければ、物件は競売にかけられ、残った借金で自己破産。
人生のゲームオーバーです。
未来の数億円を棒に振らないために、最初の数万円の赤字をケチって魂を売るような真似は絶対に避けてください。
必ず「事業用ローン」を使うこと。
これが事業家としての最低条件です。
「頭金を600万円入れても利益はゼロ。やる意味があるのか?」 そう絶望した方もいるでしょう。
しかし、実績作りというのはとても大変で厳しい側面もあるということを理解してほしいのです。
後編では、この実績を「踏み台」にして、法人化×一棟投資で華麗にV字回復する「逆転のロードマップ」を全公開します。 ただのサラリーマンが資本家へ生まれ変わる物語、ここからが本番です。(後編へ続く)
監修者情報

有限会社ケン・
トラスト代表権 光哲
横浜を拠点に20年以上の実績を持つ不動産会社、有限会社ケン・トラストの代表。
飲食店ビルオーナーとしての自分自身の経験を活かし、不動産業界のさまざまな問題解決に対応。
ビルの売却をはじめ、賃貸や投資など、不動産に関するお客様のお悩みを解決している。
公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会 所属
